ダイエットにスノボが効くって本当?寒いゲレンデでコアを鍛え代謝もアップ!
- 橋本整骨院
- 2018年12月15日
- 読了時間: 6分

スノボやスキーが楽しめる、ウインタースポーツの季節がやってきました。
スキー場では、近畿・中部圏のメッカとなるゲレンデでは、現在の降雪量は…少ないため、オープンが延期されましたが。
一年のうちで最高にエキサイティングな季節が、目の前に迫っているのは間違いありません。
スノーボードはたまらないスピード感と、スリリングな楽しさで大人気ですが、ダイエットにスノボが効くという話は、あまり知られていません。
スノボがなぜダイエットに効果が高いのか?その秘密について解説していきます。
スノボは カロリー消費率が高いバランススポーツ

スノボは、サーフィンなどと同じで、からだの中心となる軸が、ぶれないように保つ、【バランススポーツ】です。
スノボで大切なのは、からだの中心にあり、正しい姿勢を保つ働きをする【体幹】の筋肉。
体幹の筋肉はインナーマッスルと呼ばれ、ダイエットにとても重要な、からだの代謝を高めます。
スノーボードでは、常にインナーマッスルを使って、滑走中の姿勢をコントロールするため、想像以上に多くのカロリーを消費します。
スノボを1時間行った際の消費カロリーは、体重60kgの人でおよそ334kcal。
これはウォーキングを1時間した場合の、2倍以上の消費カロリーになります。
スノーボードはリフトで山を上がり、ただ滑って降りるだけで、楽なように感じますが、意外にカロリー消費率が大きいスポーツです。
◇スノボで1時間遊ぶだけで つらいランニングと同じカロリー消費に
カロリー消費量は、運動の激しさを表す単位<METs>を使って計算したもので、安静時を1METsとして、スノボは5.3METsです。
計算式は、消費カロリー(kcal)=1.05×(METs×運動時間)×体重(kg)です。
スポーツによるカロリー消費量を、同じ体重60kg・1時間で計算すると、以下のようになります。
・ウォーキング:158kcal(2.5METs)
・ランニング:441kcal(7METs)
・テニス:460kcal(7.3METs)
・水泳(クロールで普通の速さ):523kcal(8.3METs)
・登山:473kcal(7.5METs)
比較すると、スノボで1時間楽しく遊んだだけで、ランニングやテニスを45分程度がんばったのと同じくらい、カロリーを消費することがわかります。
スキーとスケートはさらにヤバい!
スノボもすごいですが、スキーとスケートは、さらに多くのカロリーを消費します。
スキーのMETs値はスノボよりも高い7METsで、何とランニングと同じ数値です。
スケートもまったく同じ7METsで、1時間のカロリー消費量は441kcalにもなります。
スキーやスケートで1時間は、あっという間に過ぎてしまいます。
ゲレンデやリンクで思いっきり遊ぶだけで、つらいランニングと同じカロリーを消費するとは、ダイエット効果がヤバいです。
スノボはやせるだけでなく スタイルも良くなる?

スノボは、インナーマッスルを常に使用するバランススポーツのため、からだの代謝が高まってカロリーを消費しますが、それだけではありません。
スノボには、何と、うれしい下半身の引き締め効果もあります。
スノーボードでゲレンデを滑走中は、軽く膝を曲げた中腰の姿勢をとります。
中腰姿勢を維持しながら、スノーボードを斜面に上手く乗せて滑っていくには、下半身の筋肉が必要です。
スノボの、もっとも基本的なテクニックであるターンの時には、下半身と同時にお腹の中心にある腹直筋(ふくちょっきん)や、わき腹の腹斜筋(ふくしゃきん)を使います。
◇スノボなら太ももやお尻 腹筋も鍛えられ 美しいボディラインに
スノボを楽しむことで、太ももやお尻、ふくらはぎの筋肉が鍛えられ、すらりと引き締まった脚に。
腹筋や、インナーマッスルの一つ、腹斜筋を鍛えることで、くびれを作る効果もあります。
スノボは、やせるだけでなく、スタイルも良くなる、ダイエットにうれしいスポーツです。
ゲレンデの寒さが代謝を上げてくれる!

スノボによるダイエット効果の秘密は、雪山のゲレンデに行くことで、厳しい寒さによって、何もしなくてもからだの代謝が上がることです。
人間には、寒い環境で体温が低下するのを防ぐために、基礎代謝を上げて体温を上げようとする機能がそなわっています。
基礎代謝を上げて体温を上げるには、からだに蓄えた脂肪を燃焼させる必要があり、これが、寒い季節の方がダイエットを成功させやすい理由です。
ホットヨガの場合は、じっとしていても汗ばむ高温多湿の環境で、ヨガのゆったりとした運動をすることで心拍数を上げ、代謝を高めてダイエット効果を期待するもの。
雪山で遊ぶだけでダイエットできるなんて最高!
サウナでいくら汗をかいてもダイエットできないのは、暑いところでじっとしていると、体温が上がらないよう、基礎代謝が下がるからです。
ゲレンデの気温は低く、北海道では、平均気温がマイナス10℃になるところもあります。
スノボやスキーといったウインタースポーツは、寒さで代謝が上がった状態で、主にインナーマッスルを使って行うため、脂肪が燃焼されやすいスポーツです。
寒い季節は、外でジョギングなどはとってもつらいですが、雪山でスノボを楽しみながらダイエットができるなんて、最高に魅力的です。
ゲレンデの標高が高い場所では 心肺機能も高まる

スノボを楽しむゲレンデは、山の中にあります。
平地よりもずっと標高の高い山岳地域では、高地になるほど気圧が下がり、空気が薄くなります。
標高が100m高くなるごとに、気圧は10hpa(ヘクトパスカル)下がるため、標高1,000mのゲレンデでは、平地の90%しか空気がありません。
ゲレンデなど空気の薄い場所では、からだに必要な酸素を十分に吸い込むために、自然と心肺機能が高まります。
スノボをすると、運動のために多くの酸素を必要とし、さらに心肺機能が高まって、ダイエットに有効な基礎代謝が上がることに。
スノーボードは、使用する筋肉だけでなく、寒さや空気の薄さといったゲレンデの環境によっても、ダイエットにとても有効なスポーツです。
スノボでダイエットする際に注意すること

スノボはダイエットにも有効な、最高のウインタースポーツですが、スノボで遊びながらダイエットを楽しもうという人に、注意すべき落とし穴があるので紹介します。
◇ゲレ飯はカロリーがとっても高い!

スノボの楽しみの一つが、お昼に食べるランチの時間です。
最近は、ゲレンデのクラブハウスに併設されたレストランも、内容が充実しており、いろいろなメニューを食べることができます。
スノボを楽しんだ後で、おいしいご飯にありつけるのは最高ですが、注意しなければならないのは、ゲレンデで食べられる<ゲレ飯>はどれもカロリーが高いこと。
ゲレンデはとっても寒いために、代謝が上がって脂肪が燃焼されやすいからだになっていますが、同時に、食事の栄養を吸収するのも高まっているということです。
スノボで思いっきり運動をした後で、お腹がすいているからとつい食べ過ぎてしまうと、運動で消費したカロリーが一気にチャラになるか、台無しになってしまうことに。
ちなみに、ゲレンデで人気のメニューのカロリーを見てみると
・ロースかつカレー:1,128kcal
・石窯ピザ:606kcal
・ふわとろオムライス:590kcal
・フルーツパンケーキ:500kcal
※カロリー数値は目安です。
どれも高カロリーな上に、肥満の原因となる糖質や脂質、飽和脂肪酸が多く含まれています。
ゲレ飯では、他にもこってり系のメニューが多いのがつらいところですが、うれしいことにサラダも販売しているので、栄養バランスを考えて太らない工夫をしましょう。
◇スノボは楽しいけれど ケガには要注意!
スノボやスキーといったウインタースポーツで、もっとも残念なことは、ケガをしてしまうことです。
スノボは、特に転倒や衝突によるケガが多く、痛い思いをするだけでなく、せっかくの休日が台無しに。
スノボ初心者に多い、ボードの【逆エッジ現象】による後方への転倒は、後頭部を強く打ち付けてしまう場合があり、非常に危険です。
ゲレンデでは、最近、ヘルメットを着用する人も増えており、安全のために、対策をきちんとしておきましょう。
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