腰痛を治すストレッチング 原因を探り症状を改善させて健康な毎日を
- 橋本整骨院
- 2018年12月7日
- 読了時間: 6分

腰痛のつらさは、経験した人でなければ分かりません。
ひどい場合は、普通に生活をするのでさえ、できなくなってしまうほど。
つらい腰痛を治すために、簡単にできるストレッチングの方法を紹介。
腰痛の原因は何かを探り、症状の改善と、腰痛を予防し、健康に毎日を生きるためのポイントを解説します。
腰痛を治すストレッチング

ストレッチングは、腰痛を始め、肩こりや胃の不調といった、さまざまな症状に効果のある治療法の一つ。
ストレッチングの良いところは、ヨガと同じで、誰でも簡単にできるところです。
スポーツや筋トレなどと違って、場所や道具も必要ありません。
自宅で、いつでも、すぐに始められるのが、ストレッチングの魅力です。
腰痛を治す、簡単なストレッチングのやり方を紹介します。
①腰のストレッチング

1. 床にあおむけに横になり、上体の向きを変えずに、腰から下の下半身をひねる。
2. 1.の下半身ひねりを、左右交互に行う。
※長時間のデスクワークや立ち仕事におすすめな 腰のストレッチング
1. 足を肩幅に広げてまっすぐに立ち、両手を腰に当て、そのまま上体を反らせる。
2. からだをまっすぐに戻し、今度は上体を左右に回す。
②背すじのストレッチング

1. 床にあおむけに横になり、上体の向きを変えずに、腰から下の下半身をひねる。
2. からだをまっすぐに戻し、今度は両膝をお腹の上にして両手で抱え、そのままおへそをのぞき込むようにして、背すじを伸ばす。
③お腹のストレッチング

1. 床にあおむけに横になり、腰の下に巻いたバスタオルなどを入れて、腰を反らせた状態にする。
2. そのままの状態でリラックスし、息を止めずにじんわりとお腹を伸ばす。
④太もものストレッチング

1. 片膝を立て、もう片方の足を後ろに引き、膝を立てた方の太ももに両手をのせ、太ももの前側を伸ばす。
2. 立てた膝を伸ばし、やわらかいクッションを置いた台の上にかかとをのせ、両手を膝につきながらゆっくりと上体を前に倒し、太ももの裏側を伸ばす。
3. 終わったら、同じように反対側を行う。
⑤背骨の前屈と後屈

1. いすに腰かけた状態で、両手を腰に当てる。
2. そのまま、おへそをのぞきこむようにして、腰を丸める。
3. からだをまっすぐにもどし、今度は胸を張るようにして、腰を反らせる。
4. 息を止めずに、同じ動作をゆっくりと繰り返す。
参考サイト
https://mediaid.sigmax.co.jp/distress/waist/recommend/2-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%81/
腰痛の原因

腰痛の原因には、姿勢の悪さによる筋肉の不調や骨盤のゆがみ、心のストレスといった精神的なもの、内臓の病気から痛みが発生している場合などがあります。
腰痛の原因として、もっとも多いのが、姿勢の悪さからくる筋肉の不調と、骨盤のゆがみです。
高齢者の場合は、筋肉や骨盤の問題に加えて、年齢による背骨の変形が影響してきます。
このような、腰痛が発生する原因について、くわしく解説していきます。
◆前屈性腰痛と後屈性腰痛
腰痛には、大きく分けて、前屈性(ぜんくつせい)と後屈性(こうくつせい)の二種類があります。
前屈性腰痛とは、からだを前にかがめると痛みが発生するもの、後屈性腰痛はその逆で、からだを後ろに反らすと痛みが発生するものです。
◆前屈性腰痛
腰痛の中でも、一般的に多いのが「前屈性腰痛」です。
前屈性腰痛は、長時間からだを前にかがめたり、中腰姿勢で過ごすことが多い人に見られます。
腰痛になったきっかけは、急に腰をひねった、不自然な姿勢で物を持ち上げたなど、ごく日常的な動作によるものです。
このような、日常生活でよくみられる動きによって、腰のまわりの筋肉が不調をきたし、腰痛が起こります。
前屈性腰痛の人には、長時間のデスクワーク、タクシーやトラックなどの運転手、農業といった仕事中の姿勢が大きく影響しています。
◆後屈型腰痛
「後屈型腰痛」は、高齢者に多く見られる腰痛で、年齢による背骨の変形が大きな影響をおよぼしています。
高齢者特有の、変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)や、腰椎脊柱管狭窄症(ようついせきちゅうかんきょうさくしょう)によって、腰のまわりの血液の流れが悪化。
後屈型腰痛では、このような背骨の変形によって、若い頃よりも腰痛が発生しやすい状況になっている点にも、注意すべきです。
・後ろに反らすと痛むのは 背骨の関節に余裕がないため
後屈型腰痛の特徴は、その名のとおり、からだを後ろに反らすことで、痛みを感じます。
その原因は、変形性腰椎症や腰椎脊柱管狭窄症といった、背骨の変形により、背骨の関節に余裕がないためです。
小さい骨が、積み木のように縦に重なっている背骨は、骨と骨との間に椎間板(ついかんばん)と呼ばれるクッションが備わり、からだの動きによる衝撃をやわらげる役目をしています。
椎間板は年齢とともに老化し、へしゃげて厚みが薄くなり、固くなってしまい、本来のクッションの役目が不十分に。
その結果、背骨の関節に余裕がなく、動きが悪くなり、からだを後ろに反らせるだけで痛みが発生します。
・後屈型腰痛は 朝の動きはじめが痛い!
後屈型腰痛の特徴は、朝起きた時の動きはじめに痛みが強く、しばらく動くうちに、少しずつやわらいでいくことです。
これは、睡眠中に横になっている時でも、背骨には負担がかかっているためです。
背骨の変形から、血液の流れが悪い高齢者では、背骨をサポートする筋肉の姿勢筋(しせいきん)の力が弱く、ただ眠っているだけで腰が痛くなってしまいます。
眠っている時よりも、起きて動いている時の方が、腰や背中全体の筋肉が働くため、背骨の負担が軽くなります。
朝起きた時に痛みが強く、動き始めると痛みが和らぐのは、からだ全体の筋肉が、背骨を助けているからです。
参考サイト
http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/201009/yotsu.html
ストレッチングは なぜ効果があるの?

ストレッチングは、なぜ腰痛や、さまざまなからだの不調に効果があるのでしょう?
ストレッチングとは、英語のstretchingで、その意味は、筋肉の状態をよくするために引っぱって伸ばすことです。
ストレッチングによる具体的な効果としては、
筋肉をやわらげて、関節の動きをよくする
血液の流れを良くして、呼吸を整える
自律神経を刺激して、心の緊張をやわらげる
といったものがあります。
◆腰痛にストレッチングが効くのは?
二足歩行で生活する人間は、日常生活のあらゆる場面で、腰に大きな負担を掛けてしまうという、重大な欠点を持っています。
私たちは、自分では意識しないうちに、腰の骨やまわりの筋肉に無理な動きをさせ、腰に強いストレスを掛けることに。
ストレスを掛けられた腰には、少しずつ疲労がたまり、背骨の関節や筋肉が、次第に固くこわばってきます。
筋肉や関節がこわばると、血液の流れが急激に悪くなり、これが腰痛を起こす大きな原因です。
さらに、からだに掛るストレスは、心にも影響してきます。精神的にも緊張が強まって、わけもなくイライラしてしまうことも。
・こりかたまった腰をほぐすために ストレッチングが有効!
ストレッチングは、日常生活のストレスによって固く緊張し、こりかたまった腰をやわらかくほぐすために、効果的な治療法です。
ストレッチングによって、腰のまわりの筋肉をほぐし、背骨の関節の動きを良くすることで、血液の流れが良くなります。
その結果、つらい腰の痛みがやわらぎ、呼吸の状態も良くなって、心が自然とリラックスできることに。
ストレッチングは、腰痛を治すだけでなく、全身の血行や呼吸を整え、気持ちのイライラをなくす効果的な治療法です。
参考サイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%81
http://www.suzaki-futon.com/youtuu_stretch.htm
ストレッチングで腰痛を治し 健康な毎日を

腰痛を治すストレッチングと、その効果、腰痛が起こる原因について紹介しました。
ストレッチングは、自宅で簡単にできる、便利な治療法です。
腰痛など、さまざまな痛みに効果があり、ストレスによる精神的な緊張や、心の不安もやわらぐというすぐれモノ。
ストレッチングを毎日続けることで、不調知らずで、健康な毎日を過ごしましょう。
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